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2014.06.10 Tuesday

日傘のリメイク

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    去年から日傘を使うようになった。
    日傘を差して歩くと、小さな日陰が出来る。炎天下の中、持ち歩ける日陰は、思っていたより快適だった。
    それまでは、強い日差しがまぶしくて、険しい顔になっていたのに、日傘があると、涼しい顔をして歩ける。
    実際、直射日光を浴びている時に比べて、体感気温はマイナス5度ほどは低く感じる。
    日差しをよけ、通り抜ける風が心地よい。
    日傘すごい、と思うようになってから、お気に入りの日傘を探すようになった。
    人ゴミを歩くときは、大きい日傘は邪魔なので、小さめの日傘ばかりを探している。
    具体的には、傘骨の長さ40cmのものだ。
    それが一番小さな傘骨らしい。
    布地は、和柄のものが好きだ。手ぬぐい地や藍染の布のもの。
    藍染の布は、涼しく、虫除けにもなる。UVカット率も、99%。
    取っ手は竹や木製、天然のもの。プラスチックや金属はあまり好きではない。

    そういった条件を兼ねそろえた傘を捜しているのだが、40cmという傘骨の日傘が、ほとんどないので、選択の幅が限られてしまう。
    そして値段も高い。
    1万円から高いものは、5万まである。
    さすがに傘にそこまでのお金を出せない。
    いたって庶民なので、考えた末、自分で作るのはどうか、という結論にたどり着いた。去年の事だ。
    気に入らない柄物の日傘でも、自分好みの布を張り替えれば、お気に入りの傘に生まれ変わるのでは。と。
    一度も傘を作ったことのない素人が、いきなり商品の傘をバラして、傘を作り上げるのは、さすがに無謀だと思ったので、とりあえず手作り傘キットを買った。
    それを使って、傘の構造と作り方を理解し、そしてリサイクルショップをめぐり、鉄道忘れ物市で理想の傘骨を見つけた。
    傘の布は、トリッキーな色をしていたが、しっかりとした傘骨は40cmで、持ち手が竹で、ツユ先も木製で、芯が立派な日傘だった。
    それがなんと、800円。破格の値段だ。
    藍染の浴衣をリサイクルショップで千円で購入し、傘を作成した。
    思っていた以上に素敵に出来たので、完成した傘は母にあげた。
    残念ながら写真に撮るのを忘れてしまった。

    そして、また自分用に新しく傘骨を捜して、作り始めた。

    オークションで買ったそれは、ずいぶんと年代モノのようで、傘骨がたよりなくふらふらしていて、金属の取っ手は、少し曲がっていた。ツユ先の塗装がはげて腐食し、布はヨレヨレ。

     
     

    お値段が200円でも、本来なら絶対に買わない代物だった。おまけに送料1100円。
    購入したのは、傘骨の長さが40cmと記載されていたから。
    さて、このオンボロ傘を再生するとしよう。

    まず、傘の布を取り外す。

     


    露先を全部取り外してガチガチに固まっている先端の部分を力任せに取り去る。布は形を取り終えれば、ゴミ箱ゆきなので、多少雑に扱っても構わない。
    縫い目を丁寧に切って、三角の布を一枚だけバラす。
    アイロンをかけて形を整えたら、その一枚を基にして画用紙で型紙をつくる。
    型紙を使って、傘の骨の分だけ布を裁断する。
    今回使用した布は、藍染のテーブルクロス。これまたオークションにて600円。
    これが色落ちが激しい。触ってるだけで手が真っ青になる。
    いままで藍染といわれるものをさわって、こんなになったことがないので、ニセモノなのかもしれない。安かったししょうがない。
    裁断した布は一旦おいておいて、金属の気に入らない手元の処理だ。
    持ち手に関しては、真っ直ぐにした状態で、木の枝を差せばよい感じの持ち手になるだろうとぼんやり思っていた。
    手元は金属だけれども力任せに引っこ抜けば取れるだろうと。
    なので、力を入れて引っ張っていたら、途中で折れた。
     


    曲がっていた部分だったし、金属疲労かなんかだったのだろう。
    もともと真っ直ぐな状態にするつもりだったので、手間が省けた。
    実家に行けば、桜の木やらなんやら、手ごろな枝がいっぱいあるのだが、いかんせん距離が離れすぎていて、取りにいけない。
    都会で木材といったら、ホームセンター。
    と、ホームセンターにいったら、端っこ木材で、ちょうどいい円柱の棒を見つけた。
    すばらしい。
    これぞ求めていたものだ。
    しかも袋いっぱいに詰め込んで、300円。
     


    すばらしすぎる。
    絶対穴あけに失敗する、と思って円柱の棒を何本も詰め込んだ。それでもかなり余裕があったので、そのうち作るであろう消しゴムはんこの持ち手に使えそうな木材を詰め込む。
    家に帰って、いざ穴あけ。電動ドリルで、ぐるぐる穴をあける。
    金属の部分に差してみると斜めに穴をあけてしまったようだった。
    2回目に挑戦。3回目、4回目に失敗して、ようやく垂直に穴を開ける方法を検索する。
    水平器を電動ドリルに装着するとよいらしい。
    なるほど。
    100均で水平器を購入し、ドリルの刃に垂直になるように取り付け、ようやくまっすぐな穴があけられた。
     


    紐を通す用の穴も開け、持ち手完成。
    露先は、ボロボロだったので、新しい露先を購入した。

    パーツがすべて揃ったので、作成開始。
    裁断した布の端をほつれないようにミシンでガーッ。
    処理した布と布を合わせてミシンでガーッ。
    露先を布に縫い付け、傘骨に装着し、布を引っ張って、傘の石突部分で布を固定する。
    陣傘をかぶせて先端の部分を隠す。
    日傘ほぼ完成。まだ持ち手がないけど。
     


    このままじゃ使えないので、持ち手を装着する。
    金属の部分に、穴の大きさに合わせて糸をぐるぐる巻いていく。
    少し穴の直径より大きめに巻いて、ぐっと差し込むと、それでもう抜けなくなった。
    ボンドをつける事も考えたけれど、今回の持ち手は何の加工もしていないので、汚くなる可能性もあり、交換しやすい方がよかろうと、この方法にした。
    仕上げに、留め具を共布で作ってつけ、持ち手に紐を通せば、藍染日傘の完成。
    どうでしょう。
     


    藍染は、それだけで雰囲気が出るからいいですね。
    今年の夏は、この日傘が活躍してくれそうだ。

    製作費用
    • 元の傘1,300円
    • 布600円
    • 露先600円
    • 持ち手300円
    • 紐100円
    合計2,900円
    送料と露先が使えなかったのが出費に響いた。
    それさえなければ1,200円。
    リサイクルショップをめぐって、格安でしっかりした傘骨を見つけたら、また作ってみようと思う。
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